彼はこう言った。
「僕が六法全書なんです。マジ卍。」
実はこいつが世界を動かす力を持つことを皆はまだ知らない。
架空偉人伝2 六法運部編スタート
六法 運部(ろっぽう はこぶ)と言う男

その男は、静岡のとある大学にいた。現在大学3年生の「六法 運部」である。現在28歳。
浪人等を繰り返し遂にあこがれのキャンパスライフを手に入れたのは25歳の時。
そこには六法に対する並々ならぬ執念があった。
彼の憧れる六法とは
彼は常に六法全書を持ち歩いている。何故なのか。
取材班は今回特別に彼の話しを聞く機会を得たために、彼に問う。
何故、ずっと六法を持ち歩いているのですか?
「そりゃ、かっこいいからに決まってるでしょ。ドイツでは六法を持ちたいがために法学部に入る人が多いぐらいなんだぜ。だから、俺もグローバル基準で持っているってわけ。」
こいつ、ただの海外かぶれだ…
六法を持つために
彼は、六法を持つために大学に入りなおしている。話を聞くと建築系の学部に一度入ったのだが、六法を持っていてもカッコよくないから入りなおしたとのこと。
「六法全書は魂で持つものだ。アクセサリーじゃない。だから、魂まで法学部になるために、大学を辞めて5浪して念願の法学部に入ったんっす。」
とてつもないバカだった。
しかし、ここで紹介するには理由がある。
六法を毎日持つことで唯一の力を手に入れた
今回、わざわざ静岡まで出向いて取材に来たのは、海外かぶれの薄っぺらい憧れを執筆するためではない。
彼には特殊な力があると聞きつけたからである。
「自分、六法に書き込んで世の中の法律を作って、未来を変えることが出来るんっす。」
まさに魂で六法を持っている男のなせる業だ。何を言っているか分からないが、これが本当だとしたらとんでもないことになる。
今回彼を口説き落としてその話題の六法を見せてもらえることになった。
「そんな言うなら特別すっよ。」
彼のこの言葉にさえエネルギーを感じてしまう。
六法を見ると…
いよいよ六法の公開の時だ。
「覚悟は良いっすか?この六法誰にも中身を見せたことないんでもしかしたら、パンドラ何とかみたいになるかもしれないっす」
うるさい。それはボックスだ。そう思いつつも少しビビる取材陣…
「それじゃあ、オープンっす!!」
さあ!とくと見よ!これが世を統一している六法である!!!!!


取材陣は六法をそっ閉じした。
まとめ
今回我々取材陣は、情報を鵜呑みにしてはいけないということを学んだ。
しかし、情報の真偽は誰かが確かめないと分からないままであり、その役目を自分達が今回果たしたのも事実である。
謎の達成感が湧き出てきた。そう思うと、この六法海外かぶれ野郎も何故か分からないが可愛く見えてきた。
願いが「世界平和」である。悪い奴じゃない。しかし、法学部に入って法律の意味が一切分かっていないことはどうしても解せない。魂で六法を持っているのでは無かったのか…
さて、と言う上のお話も全て架空である。実は本当の部分は「ドイツで六法を持つために法学部に入る人々がいる」と言う部分だけである。
ここまで書いてきたこと全てが架空なのだ。取材陣などいない。六法運部も当然いない。
全て自分のパソコン上の出来事だ。我ながら怖い。
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また、架空偉人伝の第一回はこちらだ。絶対シリーズ化する。
今回はここまで。それでは~