【最終回】真のブロガーになるために!!激闘スターバックス!!〜本当にスタバ行くよ編〜

面白記事

今回はスタバキングダムとの対戦物語の後編です。

是非、前編を読んでいない方はそちらから読んでみてください。

遂に出会ったクロキとスタバの激闘物語スタートです。

いざ尋常に勝負!

さーて、見つけてしまった敵の本陣。

見つけてしまったからには、対戦するしかありません。

まずは、大戦前の礼儀を。入店前に一礼。

「対戦よろしくお願いします!」

女神もいつもよりも険しい顔をしております。

早速入店。汗はだらだらです。

早速カウンターにてメニューを聞かれます。

僕は事前情報にて、ものの名前とトールやグランデとか唱えるとなんとかなることを知っています。

ここはスマートに。

「一番新しいさくらさくらんぼフラペチーノのグランデ1つ。」

決まったあああああ!!!!

期間限定を積極的に頼んでいきます。期間限定品は今までの飲み物を飲んできたことで、もう知り尽くしている事を見せつけることのできる絶好のアピールチャンス。

敵はもうあたふたしている事でしょう。

流石の天才である僕。スタバキングダムを一瞬で攻め落としてしまったか…

と思ったその時!!!

「お客様、こちらの商品トールしか選択できないんですよ。申し訳ありません。」との声が。

僕は敗北していたのだ。きっと綺麗に切られすぎて、自分が切れていることに気がつかないまま勝利を確信した後に、何か喋るが倒れてしまう敵役はこんな気持ちなのだろう。

桜のように散りたい。なんなら綺麗に。散るから桜は儚く尊い。だから綺麗って誰かに言われたことを思い出した。

「と、トールで。」

散りゆく前の細々とした声をあげながら僕は泣く。

定員さんは勝ち誇った笑顔で、

「わかりました。今、こちら桜のトッピングが無料でおつけできるのですが、いかがいたしましょうか?」

と問う。

僕は負けじと引きつった顔で答える。コンマ0秒の差だろう。

食い気味で

「お願いします。」

はっきりと言ってやった。

「分かりました。それではお会計が税込みで649円です。」

お気づきだろうか?

6と言う悪魔の数字。そして49。ヤンキー漢字に直せば「死苦」である。

やられた。数字での攻撃まであるとは…!

完敗だ。まだ自分はスタバキングダムに来るには早かったのかもしれない。

しかし、思い出してほしい。ここは、スターバックスコーヒーのカウンターである。

そう。しっかり僕はスタバキングダムの入国審査に通っているのだ。

気が付いた。おされスカウターにておしゃれ度を計られ、一定水準のおしゃれ度を認められたからコーヒー豆にされ挽かれることなくここに立っているのだ。

そう思うとめきめきと力が湧いてきた。

倒された仲間、冒険の中で虐げられてきた人々、ここまで高めあった仲間の顔が思い浮かぶ。

数字がなんだ?思い込みだろ!そんなことでやられている場合ではない僕は仲間達の思いを背負っている。

ここはスマートにクイックペイで支払って相手をビビらせてやるぜ!!!

「クイックペイで」その言葉を出しかけたが、空気中に「ざわざわ」と言う文字が浮かんだので反射的に飲み込む。

クイックペイの表示がない。あったのかもしれないが、自分には一瞬の駆け引きの中では見つけることが出来なかった。

スマートに払えない。

しかし、まだ打つ手はある。逆にぴったりに小銭で出してやる。ぴったり賞を当てて100万円もらって本田翼と収録後にゴチデートする。

自分は成人式前に浮かれて財布を買ったら小銭入れがついていなかったタイプの人間である。

だから小銭は全てコインポケットにいれている。

コインポケットを探る。財布のなかに行き場をなくした小銭がポッケに入っている。

しかし、詰まっていてでない。三回に分けて全て手のひらに出す。 スマートと言う言葉は無くなった…

手のひらに広がる硬貨を見て、店員さんは余裕の笑み

「ちょうどありそうですね。」

オーバーキルだ。なんだその一言。出すのに時間がかかった僕に完全勝利を確信したのちに、そんなの俺は器でかいから気にしてないぜという対戦相手に同情するアピールまで入っている。

レジ前で泣きそうになったが、言われたとおりしっかりピッタリの額で支払った。

ピッタリ賞でも本田翼は現れないし、100万円ももらえなかった。なんなら自分で払ってるからゴチになることもない。

「あちらのカウンターでお待ち下さい。」

おっと!?次のステージへ案内された?

苦戦を強いられたが、僕は良く戦えていたらしい。

第2ステージは余裕をかましてやるぜ。

第2ステージ カウンター

第2ステージに到着した。

気のせいか空気が張りつめている。

前の客を分析して分かったのだが、ここは注文した商品をここで手渡しする場所のようだ。

店員は飲み物を作成している男性一人。

手渡ししてくれると思ったが、なんと行くとカウンターには僕の頼んださくら さくらんぼフラペチーノがポツンとおかれていた。

店員は俺を前にしてなにも声をかけず、なにかを作っている。

置かれているのが俺のフラペチーノなのか?

一分ぐらいの間だがずっと葛藤した。

「これをとって席に持っていけばいいのか?いや、こんなのは手渡しでくれるのではないのか?」

悩みに悩んだ末、目の前にあるフラチペチーノを手に取ることを辞めた。

「いいだろう!貴様が声をかけないなら俺は動かず待ってやる!我慢比べ上等だ!」

手にとって、あっそれ違うんですよ!って言われたら敗北は確実だ。ならば貴様が喋るのが先か、空気に耐えられず俺が手に取るのが先かいざ尋常に勝負!!

そして両者一分ほど喋らない時間が続いた後、店員さんが口を開く。

「桜フラペチーノのお客様、お待たせしました。」

新しく作られた置かれたものとは別個体の桜フラペチーノを差し出してきた。

勝った。どうやら作り直していたらしい。

第2ステージは僕の勝ちだ。

無言からの笑顔でフラペチーノを渡してきた店員を僕は少し好きになった。

一瞬フラペチーノから恋の季節の香りがした気がした。

第三ステージ 飲食

さて、ついにここまできた。席をセレクトそして座る。

記念にパシャり。これがスタバの流儀だろう。

ついに憧れていたアップル製品をスタバで開くことに成功した。

あぁ、気持ちがいい…

そしてフラペチーノに手をつける。

ストローをぶっさすべきか分からない…

悩んだ結果ぶっさし飲む。

おいしい。あまい。緊張のあまりこの言葉しか出てこなかったことを許してほしい。

ドリンクなのに649円もするのだ。確かにいろいろなものが絡み合った複雑な味ではあった。

最後の大逆転

これを読んでいる方は記憶がなくなるほどおいしかったさくら さくらんぼフラペチーノを飲んで満足したように思われているかもしれない。

確かにWI-FIは早い。素晴らしい。

そして空気もおいしい。おしゃれだからだ。

いつの間にかスタバの空気を褒めてしまっている。

一瞬でも洗脳されそうになった自分が情けない。

しかし、自分はおしゃれなスタバキングダムに入国し、爪痕を残しに来たのだった。

まずはロングコートを脱ぎバルタン星人を見せつける。

気のせいだろうか。店内が一瞬ざわついた気がした。

そりゃそうだろう。あんなにも何重にもおしゃれチェックをしたのに、おしゃれじゃない奴の入国を許してしまったのだからな。

変態おじさんがコートを脱ぐ感覚はこのような感じなのだろうか。

流石iPad Airおしゃれ偽造パスポートとしては優秀過ぎる。

だがしかし、こんなことでは終われない。

一枚のロングコートはただのカモフラージュ。

そして、黒シャツのバルタン星人はメラゾーマではない。メラだ。

本物の攻撃を見せてやる。

ゆっくりとシャツを脱ぐ…

くらえええええええええ!!!!!!

バルタン星人のtシャツだあああああ!!!!!

スタバ内のすべてのカップが空中にはじけ飛ぶ。

オシャレなお客達が一斉に叫ぶ。

スタバキングダムは阿鼻壮観だぁ!

となりそうな空気が一瞬漂った気がした。

そう。バルタン星人のシャツの下に、全く同じ柄のバルタン星人のTシャツを最終兵器として仕込んでいたのだ。

僕はこの奥義を発動でき満足した。勝利である。

オシャレの具現化に大勝利したのだ。次回からはウルトラマンを着た男を常に雇われているだろう。

そして、桜フラペチーノを飲み終えた後、物足りなくなったので何故かぽっけの中に入っていた入浴剤を添えて写真を撮った。

ピンクが映えた。

戦いの後に

こうして、僕の第一次スタバキングダム対戦は苦戦を強いられたものの勝利を納めることが出来た。

確かに、フラペチーノはうまい。そして、WI-FIも快適だ。

ちょっとだけスタバを好きになった。

戦ったのちに友情が目覚めるとはこういうことだろう。

昨日の敵は今日の友。

もし次スタバに合うことがあれば、この戦いを笑って話しあうことが出来るようになればいいなと思う。

この戦いに終止符を打つために、スタバキングダムと「これからもスタバに行くよ条約」を結んだ。

僕ももうスタバキングダムの住人である。

何が言いたいかと言うと、

「スタバ最高」

以上である。

この戦記がスタバに入ったことのないものの背中を押すものになると信じここに記す。

令和2年3月5日 クロキ(@daily_kuroki)

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